Bing における SEO 考察と、独自の指標(1)
7月29日に、米Microsoft と 米Yahoo! の提携が打ち出されてから、早くも 1ヵ月以上が過ぎた。
両社は2010年より、10年間に渡って提携を行い、検索広告ビジネスの収益の分配と技術の提携を行う。
つまり、Microsoft の検索エンジン「Bing」を Yahoo! サイトで利用が可能となるのである。
もちろん、現段階の確定事項は米国での事ではあるが、Yahoo!JAPAN の検索サービスは、米Yahoo!の技術を踏襲していることや、Google との提携解消の際の対応など、過去の事例から鑑みても、Yahoo!JAPAN でも Bing が採用をされる可能性は、きわめて高いと言える。
日々自らの管理する Web サイトへの影響に敏感な Web 担当者としては、この検索エンジンの変化によって、あるいは自社のサイトへの影響を及ぼすのではないかと、新情報に非常に敏感になっていることだろう。
この、新たな検索エンジンに対して向き合うためには、現段階で何を把握しておくべきなのか。
まずは、新 Bing が何者であるのかを知ることが重要であり、その上で対策を講じていく必要性がある。このことを考えるにあたって、下記の 2点について、考察を行っていく。
1) Bing とは果たして何者なのであるか。
2) Bing に対して、SEO を考える上ではどのようなことが必要なのか。
1) Bing とは果たして何者なのであるか。
第一に、Bing は、検索結果画面に多様性がある。例えば、「noriaki iwamura」と検索を行った場合、メジャーリーガーの岩村選手の顔写真と、直近の打席の結果やシーズンの打率などの情報が表示され、検索結果の下部には、関連した動画も表示される。
さらに、関連検索として、日本野球で活躍をしていたころのチームメイトでメジャー経験のある「kazuhisa ishii」や、先のWBCで活躍をした「norichika aoki」などといった情報が表示され、これまでの検索エンジンでは及ばない関連検索結果の表示を行う。
また、検索行為における、「Web上で商品を購入する」「旅行の予約を行う」「健康に関わる情報を得る」「ローカルの店舗情報を探す」の 4つの領域に力を入れているという。例えば「osaka」と検索を行った場合には、通常の検索結果が上部に5件表示され、その下には「レストラン」「地図」「天気」「歴史」などのカテゴリに分かれた検索結果が3件ずつ並ぶ。つまり、カテゴリサーチが強化され、検索結果が「画像」「レストラン」など小分けにされて表示をされる。これにより、検索結果画面に多様性が与えられることとなり、ユーザーとしては選択肢が広がり、Web担当者視点では複数サイトによる、特定キーワードでの検索結果画面の独占を行う手法などが難しくなる。現在の Yahoo! のブレンド検索や Google のユニバーサル検索といったような、上位 10件検索結果の中に時折画像や動画が織り込まれる表示方式とは全く違うのである。
検索画面の違いについては、何よりもまずは、実際の Bing で検索を体験していただくことが一番わかりやすいだろう。まずは自身で検索を行い、検索結果の画面を見てみることをお勧めする。※
※現行の日本の Bing の中身は、これまでの LiveSearch であり、Bing の息吹を味わいたいのであれば、米国版の Bing を試してみることを念のため付け加えておく。
第二に、再検索を行うユーザーに対しての「意思決定」の支援をする。
つまり、検索語のカテゴリを識別して、適合するカテゴリを作成し、整理してユーザーに情報提供を行うのだ。これまでの Yahoo! や Google においては、キーワードを入れなおして、検索を行う行為を繰り返さなければならず、この普段何気なく繰り返す作業にこそ、革新を起こす余地があるのではないかと現れたのがこの Bing における「意思決定」の発想である。
以上が、現状のBingについての検索結果画面や、表示方法の分析となる。
次回は、具体的にBingのSEOを取り組む上で現在注意をすべき点について考察を行っていく。
投稿者 aunpr : 2009年09月04日











