検索連動型広告の上手な予算運用法


質問

検索連動型広告を利用していますが、予想以上に予算を消化しており、掲載がストップしてしまう可能性が出てきています。
何か対処方法はないでしょうか?

解答

インターネットの爆発的な普及に伴い、P4P(検索連動型広告)やバナー広告といったインターネット広告も一般化してきました。しかしその一方、予算管理の難しさという別の問題も顕在化してきました。

テレビやラジオ、雑誌といった他のメディアでは、15秒あたりいくら、1ページあたりいくらという具合に、広告掲載量と費用が把握しやすく、管理しやすいという特徴があります。これに対してP4Pでは、クリック数に応じて費用が加算されていくほか、検索キーワードによってクリック単価(1クリックあたりの広告料金)が上下します。このため「月初にアクセスが集中してあっという間に月間の広告予算を使い切った」「クリック単価が高すぎて実際の効果と見合わない」といったケースは後を絶ちません。今回のご質問も予算管理の難しさを象徴する例と言えるでしょう。

もちろん、成果が出ている広告をやみくもに制限するのは、機会損失につながりかねないため、潤沢に広告予算を確保できればそれに越したことはありません。しかし、現実的には一定の予算内で最大の効果を得られるよう、広告掲載をコントロールしていく取り組みも必要となります。


有効キーワードの設定が予算管理のカギになる!

では、広告掲載を適切にコントロールするにはどうしたらよいのでしょうか。
検索キーワードに連動して検索結果画面に広告を表示するP4Pは、検索キーワードの設定によって広告料金が上下します。すなわち、予算管理のコツは、検索キーワードの上手な設定にあるのです。重要なのは、コンバージョン(成約)率を下げずにクリック単価を下げること。言い換えれば、より費用対効果の高いキーワードを中心に選んでいくことが求められます。

例えば、やみくもに関連キーワードを設定することは絶対に避けるべきです。中にはクリックされても成約に結びつかないキーワードもあるからです。そうした“死に筋”のキーワードは早めに見極め、対象から外すことが重要です。

また、月や曜日、時間帯によってキーワードをオン/オフすることも有効でしょう。閑散期の設定をオフにすることで、無駄な出費が押さえられます。

さらに、検索頻度が高いキーワードでの1位入札を避け、クリック単価の低い2位や3位での掲載を選ぶのもひとつの手です。表示回数は減るものの、「部分一致」のキーワードマッチ指定を「完全一致」にする方法もあります。要するに、CPA(顧客獲得単価)が高いキーワードは、コンバージョン率が高くても費用対効果を考えるとベストな選択とは言えないのです。

以上のような方法によって、決められた予算をかしこく使うことができるようになります。ただし注意すべきなのは、どのキーワードのコンバージョン率が高いかというマーケティングデータをしっかりと把握することです。その上で、仮説構築・検証のサイクルを繰り返すことで、効果をより高めることができるでしょう。

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