Bing における SEO 考察と、独自の指標(2)


2) Bing に対して、SEO を考える上ではどのようなことが必要なのか。

Web サイトを利用する中で、検索という行為は広く普及している。検索結果画面のどこにに表示されることができるのか、日夜そのことに頭を悩ませているはずである。SEO に係わるものとしては、この Bing に対して今把握すべきこととは、何なのだろうか。現段階で、Bing の SEO へと取り組むことは、時期尚早に思えるかも知れないが、Microsoft の規定する基本的なガイドラインに従うことで、最低限のディフェンスを行うことは可能であろう。
現時点で、Microsoft より正式に表明されている Bing のガイドラインをもとに考察していく。


■ Bing Webmaster Center のヘルプから見る、Bing SEO

検索順位の決定を行う指標としては、どのような項目が存在するのか。

「Bing に自分の Web サイトを通知する」という項目には、以下のような文言が記述されている。

・他の Web サイトからリンクされると、Web サイトのランクが上昇します。

つまり、現在の時点では、サイトに有益なコンテンツを作成することで、多くのサイトからの被リンクを集める、いわゆる外部リンク対策が検索順位決定の評価に組み込まれていることを示している。

ただし、「Bing での検索ヒット率を低下させる誤った手法」の部分では、

・リンク ファームなど、Web ページに対するリンクの数を意図的に増やす手法を使用する。

という項目が明記されており、外部リンクに特化した形の SEO 施策には、依然として注意を払う必要があることには、Yahoo! Googleなどその他の検索エンジンとの大きな違いは無いようである。

Bing は外部リンクを検索順位決定の指標に入れていることは明言をしているが、同時にリンクの数を意図的に増やす手法をスパムと認定をしているということが把握できるだろう。

■ Bing における懸念点

Bing の弱点としては、そのインデックス能力が低いことが、Bing フォーラムなどで取り上げられている。具体的な対策として、Webmaster Center で推奨をされているのは、以下の 2点である。

・サイト自体がインデックスをされているのか、確認を行う場合は「url:」
・インデックス数を知りたい場合は「site:」で検索を行うことで、ある程度の Bing からの認識状況を把握することができる。

自らのサイトがBingから認識されていない場合には、直接「Bing URL Submission」において、通知を行うことができる。

■ Bing における独特の評価指標

Bing には、「ドメインスコア」と「ページスコア」という独自の評価概念を持っている。さながら、Googleでいうところの Page Rank である。Bing はサイトの重要度を 5段階の緑色のバーで示す。「ドメインスコア」は、対象サイトの「ドメイン」に関して、「ページスコア」は「個々の Web ページ」に対してそれぞれに信頼のおける度合いを指標としてあらわすものであると考えられる。現在のところそのスコアの決定要素についてのどのような基準が設けられているのか、不明ではあるが、Bing ならではの見逃せない評価指標と言えるだろう。

上記ガイドラインは、現状では米Yahoo!に対して適応されており、また、日本語特有の難しさもあいまって、日本語版の正式導入は、当分は先になることが予測される。だが、現在の時点から、情報を収集し精査を行う必要があるだろう。

今後、日本において正式導入の際にYahoo! との提携の面から考えられる影響としては、検索技術は Bing の側に依拠するため、これまでのYahoo! 独自のアルゴリズムにも当然影響が現れることとなる。
中でも Yahoo! カテゴリから得られる SEO効果が、これまでよりは薄れるものと考えられる。また、特に Yahoo! で効果があるとされている、いわゆる リンクファームからのリンクなどの、いわゆるスパム的な手口での SEO 施策も Bing に移り変わることで、その効果を失うことと考えられる。

ただし、SEO の施策とは、基本的に検索エンジンを理解し、かつ評価のされやすいWebサイトの構造を構築することである。
そして、Webサイトにたどり着き、行動を起こすのは、どんな時もユーザである。検索エンジンが移り変わり行く中でも、小手先の情報に流されず、検索エンジンと、その先にあるユーザにとって受け入れられやすいものを生み出していくことが何よりも重要であろう。

(執筆:SEMグループ M.K)

【japan.internet.com(検索エンジンマーケティング)掲載コラム】
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投稿者 aunpr : 2009年09月17日